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やる気の整理術
モチベーションプランニング
ライフプランナー 西田貴弘著
ISBN978-4-906758-02-9
その1・貯金を別に、赤字?黒字?
まずは銀行の口座を、生活口座と貯金口座に分けてください。
使う前に貯金することが、すべての始まりです。
残ったら、貯金口座へ。では、絶対にたまりません。
いくら貯金できるのかを知るために、家計簿をつけてください。
私は多くのご家庭の家計相談を受けてきましたが、貯まっている家庭は、みごとに家計簿をつけています。
意外にも収入の多少は関係が無く、共働きの家庭の方が実は貯金できていなかったりもします。
家計簿は、1000円単位の簡単なものでもかまいません。
家計簿をつける時間が無いよ!という方は、大まかで結構ですので、
お給料が入った時に、生活口座に「今月使う予定の金額」だけを残してください。
すなわち、浪費してしまった月には、きちんと月末に「カツカツ」の状態になるような環境を作るのです。
家計簿をつけるのは、その貯金口座にいくら入れても大丈夫なのか?
生活口座がいくらあれば、何とかやっていけるのか、その感覚をつかむためにつけるのです。
先によけて、きちんとカツカツ!
その2・まずは「痛みを伴わない」節約から。
家計を切り詰めると、かなりのストレスがかかります。
特に食費や光熱費を減らそうとすると、1000円減らすだけでも相当の努力が必要です。
食費を切り詰める前に、特に金額の大きい「住宅ローン」と「保険」を見直すことがコツです。
すなわち、痛みを伴う節約と、痛まない節約を分けて考えるのです。
光熱費は無駄をなくす程度なら痛みを伴いませんが、そこからもう一段階節約すると急に辛くなります。
痛みを伴う節約・・・食費、光熱費、レジャー費、美容費、
痛まない節約・・・(無駄な光熱費、レジャー費、通信費)、住宅ローン、生命保険、自動車保険、
まずは「おいしい」節約を。
その3・貯蓄目標をハッキリと。
私たちは貯金するために生きているわけではありません。
将来、何かに使いたいから、今貯めているのですよね。
「何のために、いつまでに幾ら貯金しないといけないのか?」
これをきちんと計算して、目標の時期と金額をハッキリさせることです。
例えば、「子供の為に使いたい」といっても、色々あります。例えば上の図のような感じです。
目標を設定すると、ガンバロウ!という気になりますね。
また、主婦の奥さんからは、「旦那さんの協力が得られない(泣)」という相談を受けますが、
旦那さんも理解して協力してくれるようになることも多いです。
貯金の目標は○年、○万!
家庭の数だけ、夢の数だけライフプランはあります。
しかし、多くのご家庭が、同じような理由で資金が必要になるのも実際です。
・住宅費
・教育費
・老後の生活費と介護費
ライフプランニングをする上で、イベントにより、乗り切らないといけない時期が変わってくるのです。
あなたのライフプランで、最もお金が必要になる時期はいつ頃でしょうか?
チェックしてみましょう。
質問1:お住まいの計画は?
A:購入した(するつもり) B:親の家がある C:賃貸を続ける
住宅を購入する予定の人は、頭金など、比較的早い時期に費用がかかります。
ただしローンを払いきってしまうと、後の負担は軽くなります。
一方、賃貸を続ける場合は、老後もずっと住宅費用がかかります。
親の家があり、そのまま住める場合は、住宅費は修繕費などを考えておけばよいので比較的少なく済みます。
(親の家の場合は、相続が発生しますがここでは割愛します。)
答えを覚えておいてくださいね。
質問2:お子様はいらっしゃいますか?
A:いる(予定) B:いない
教育費と老後の生活費が変わってきます。
教育費は小中高大学と国公立でも1000万円以上かかるといわれている時代です。
一般的に教育費は、第一子が大学在学中にピークを迎えます。
お子様が居ない場合や、早くに独立する場合は、教育費は比較的少なくてすみます。
逆に、老後のことを考えると、一緒に住む場合は、生活費や介護費は少なくてすむ傾向がありますが、
老後夫婦だけで暮らすという場合には、自らの介護費なども計算に入れて貯蓄をすすめておかなければなりません。
すなわち、お子様がいれば費用のピークは前半に、居なければ後半にかかりがちです。
これら、質問1と質問2の組み合わせにより、6つのパターンに分けられるのです。
質問1:お住まいの計画は?
A:購入した(するつもり) B:親の家がある C:賃貸を続ける
質問2:お子様はいらっしゃいますか?
A:いる(予定) B:いない
これら、質問1と質問2の組み合わせにより、6つのパターンに分けられるのです。
縦軸を住宅に関して、横軸をお子様の有無としたときは、次の図のようになります。
(1)購入派・子あり・・・・教育費と、住宅ローン
→→一番下のお子様が、大学に入学したときの家計をイメージしてください!
(2)購入派・子なし・・・・住宅ローン、老後の生活費
→→年金がもらえる前の年(多くは64歳)の家計をイメージしてください!
(3)相続派・子あり・・・・教育費と親の介護費用
→→一番下のお子様が、大学に入学したときの、ご両親の年齢を計算してみてください。
(4)相続派・子なし・・・・親の介護費用と自らの老後生活費と介護費用
→→年金がもらえる前の年(多くは64歳)の、ご両親の年齢を計算してみてください。
(5)賃貸派・子あり・・・・教育費と老後の生活費(家賃含む)
→→一番下のお子様が大学に入学したときと、年金がもらえる前の年(多くは64歳)の家計をイメージしてください。
(6)賃貸派・子なし・・・・老後の生活費(家賃含む)と自らの介護費用
→→年金をもらい始めたときの、生活費を計算してみてください。
注:親の家があったり、既にローンを払い終えていたりするなど、
住宅費の心配が比較的少ないグループをまとめて相続派とさせていただきました。
上の方に位置する人は、ライフプランの前半に費用がかかりますので、その山を平坦化しなければなりません。
下の方に位置する人は、ライフプランの後半に費用のピークが来ますので、計画的な貯金が必要です。
上は、ライフプランの前半に費用がかかる家庭の相談例です。
かなり判りにくいのですが、横軸が年数、縦軸が必要な金額で、緑色が教育費、青色が住宅費です。
赤い線が収入なのですが、その線を突き抜けていると赤字です。前半に赤字の年が多くなっていますね。
これを、できる限り平坦化する必要があるのです。
「いつ、どの時期に、どの程度の貯金が必要なのか」をきちんと計算するのがライフプランニングです。
次はそのやり方を見てみましょう。

OFPの特徴
・項目は5つだけ。
・計算するのは3年だけ。
簡単ですよ。
それでは、やってみましょう。
紙を用意してください。それを縦に置いて横4マス・縦8マスの表をつくります。

まずは今年の家計簿をつくります。
あくまで年単位ですから、月々で把握しているものは12倍するなどしてください。
1:収入・・・ボーナスを含めた年収です。税金や社会保険料を引かれる前としてください。
2:概算可処分所得・・・税金や社会保険料の計算は面倒なので、20%としましょう。収入を0.8倍したものを記入してください。
3:住居費・・・家賃やローンの金額です。年単位です。
4:教育費・・・お子様やご自身の教育費です。
5:生活費・・・食費や光熱費などです。住居費と教育費は除いてください。
6:その他・・・いったん空白にしてください。
7:収支計・・・今年貯金できそうな金額です。
その他・・・ココの数字を計算してみましょう。
可処分所得−住宅費−教育費−生活費−収支計=その他ですね。
考えるポイント:その他の金額をじっと見つめて(笑)何か感じるところはありますか?

今年の数字が基準となります。今の暮らしが一番実感できますからね。
次は将来を考えてみましょう。

次は、支出のピーク時期を考えます。
まず、支出のピークとは、いつでしょうか?
お子様のいらっしゃるご家庭ですと、一人目が大学に進学した年か、一番下のお子様が大学に進学した年になることが多いですね。
いらっしゃらないご家庭ですと、実はそれほど大きなピークはありません。
その場合は10年後などでやってみましょう。
1:収入・・・予想される金額を書いてください。
2:概算可処分収入・・・やはり収入を0.8倍したものを記入してください。
3:住居費・・・家賃やローンの金額です。家を買ったり、広い家を借りたりすると高くなります。今は賃貸だけれども、その頃はたぶん買っているという方は、ローン計算をできればした方が良いのですが、難しければ、多くの方が今の賃料と比較してローンプランを組む方が多いことから、月に数万円のせればよいと思います。
4:教育費・・・教育費は、ちょっと難しいですね。大まかな金額を載せておきますので参考にしてください。
5:生活費・・・今年と同じか、少し増やしても良いでしょうね。
6:その他・・・今年と同じか、少し増やしてください。
7:収支計・・・ここを計算してください。
このステップでは、この収支計を求めることがゴールです。
計算は簡単ですね。2から3〜6を引いてください。
考えるポイント:将来の収支はいかがですか?
多くのご家庭は赤字になりますので、心配しないでください。
ここで黒字なら、かなり優秀です。
考えるポイント2:この支出のピーク時期は、何年くらい続くでしょうか?
例えば3年位かなという赤字の方は、その金額の3倍は貯金しなければならないということになります。
第一ステップで求めた、今年の貯金のペースですと、何年で貯まりそうですか?

最後は収入の最も少ない時期を考えます。
公的な老齢年金は65歳からですから、例えば定年が60歳の方は、61歳で考えましょう。
幸い定年が65歳だという会社にお勤めの方は、年金暮らしを想定して66歳にしましょう。
1:収入・・・年金ならば、年金定期便を見てください。ご夫婦の分を忘れずに。
2:概算可処分収入・・・収入にもよりますが、年金暮らしならば、0.90倍で良いでしょう。
3:住居費・・・ローンが残っていればローンの金額。賃貸ならばやや狭い家に変わっているかもしれませんね。
4:教育費・・・あれば入力してください。
5:生活費・・・ピーク時の0.8倍程度が目安です。
6:その他・・・ここは特に人それぞれですが、ピーク時の0.5〜1倍程度でしょう。
7:収支計・・・ここを計算します。
このステップでも、収支計を求めることがゴールです。
計算は簡単ですね。2から3〜6を引いてください。
考えるポイント:将来の収支はいかがですか? この状況は何年くらい続くでしょうか?
年金での生活をイメージした方は、これが20年〜30年は続くと考えても良いでしょうね。
その金額を準備しないといけませんね。
いかがでしたか?
人生は山あり谷ありとは、よく言われますが、費用的にも山と谷があるものです。
でも、山の高さと谷の深さを知ることができたので、何かしなきゃと思ったのではないでしょうか?
「いつまでに」「幾らくらい」貯金しなければ駄目だ!ということが大まかに判ればゴールです。
たったの3年分しか作りませんでしたが、ファイナンシャルプランニング(貯金の計画)の必要性を感じていただければ嬉しく思います。
くわしく単年度ごとのプランニングを相談したい方は、西田にご相談ください。
次はモチベーションプランニングです。
ライフプランニングの根本となるのは、何をやりたいのかの計画です。
人生という長い時間をかけて、何をやりたいのかを見つけ、
そこにどのように向かっていくかがテーマとなります。
ここでのポイントは、「実現するために、いかにモチベーションを保つ仕組みをつくれるか?」ということです。
人のモチベーションは、ずっと高く維持できるものではありません。
モチベーションは波のように、常に上下しているのです。
ですから、その波とうまく付き合っていく方法が必要であり、それがモチベーションプランニングなのです。
このモチベーションプランニングの内容ややり方は、私の著書「やる気の整理術」を読んでいただきたいのですが、
ここでは簡単にその要約だけお伝えします。
モチベーションの上げ方は4種類に分けられます。
なかなかモチベーションが上がらないと相談いただく多くの人は、偏りのある上げ方をしているのです。
それを漏れなく実践するだけで、自分でモチベーションの高さをコントロールできるのです。
モチベーションの上げ方は、次の2軸で区別できます。
1・・・アメかムチか
2・・・短期か長期か
この2かける2の組み合わせにより、それぞれのモチベーションの上げ方を整理しますと
アメ・短期⇒ストレス解消
アメ・長期⇒小さな達成感
ムチ・短期⇒夢を見る
ムチ・長期⇒成長を感じる
と、分けられます。
今、ご自身の「よくやりがちなモチベーションの上げ方」を考えたとき、片寄っていることに気づきませんか?
このモチベーションの上げ方について、特に多い二つの組み合わせから、
6つの型に分けられます。
上が多い→行き当たりばったり型
右が多い→ストイック型
左が多い→アマアマ型
右上左下→口だけ型
左上右下→ストレス体質型
下が多い→理想型
それぞれ解決方法があり、詳しくは本の中で書いていますが、
できるだけ下の二つが多くなること、
もしくは4つのモチベーションを、片寄らずにまんべんなく行うことが基本です。
今、ご自身に足りないモチベーションの上げ方がわかりましたか?
では、いつやるのか?
それは、自分のモチベーションの波を冷静に把握して、効くタイミングを計って実行してください。
自分のやる気の高さは、常に上下していることにお気づきですか?
プロのスポーツ選手などは、この把握がとても上手い人が多いようです。
気分がのっている時とへこんでいる時
それを客観的に分析できるようになってください。
その波の場所にあわせて、優先して行うモチベーションアップの方法をすれば良いのです。
のっている時期の前半→ムチ・短期→達成感を感じやすいこと
のっている時期の後半→ムチ・長期→成長を感じやすいこと
へこんでいる時期の前半→アメ・短期→ストレス解消になること
へこんでいる時期の後半→アメ・長期→夢をみられること
慣れてくると、へこんでいる時期をすぐに脱出して、のっている時期をキープできるようになります。
これら一連の自分のモチベーションの高さを客観的にとらえて
次の行動に変えていく方法について、著書「やる気の整理術」に詳しく書いています。
無料で配布していますので、ぜひご一読ください。
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